【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

別れよう。



決めたんだ。



今日会ったら言うんだって。



大好きだから、別れるんだって。



これ以上傷つきたくない。


そう決心を固めながら廊下を歩いていると…



前から、こっちに向かって歩いてきている男子生徒が目に入った。



……一輝…。



いつもなら決まって女がくっついているのに、今回は周りに誰もいなかった。