次第に佳祐とは行き帰りをしなくなった。



理由はわからないけど、お互いが拒否ってるからかな?



少なくとも私は拒否ってないけど。



ああ…



あの貴重な二人だけの時間がなくなってしまった。



もう、佳祐と話すことはないだろう。



嫌だなあ…



「…はぁ」



私がため息をつくと、鈴香が明るく振る舞ってきた。


「ため息ついたら、幸せ逃げるぞ☆笑」



「…うん」



「……」



鈴香には、まだ佳祐が好きって話してないんだ。