【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

でもすぐに挑発的な笑顔を私に向けた。



「その様子だと、なっつーも佳祐のことが好きみたいだな」



「…そ、そうよ!
私たちはもう、
思いを伝え合ってるの!」


そうよ…


佳祐は私に好きって言ってくれた。



それはいとことしてじゃないって、ちゃんと聞いた。


だけど…



所詮私たちはいとこ。



普通の恋愛はできない。



…血の繋がりが、

私たちを苦しめているんだ。