【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

新二は、「なっつーと俺は付き合ってる」と言った。


その言葉を聞いた瞬間、佳祐は第二会議室を飛び出していった。



「…ち、違うの佳祐!
今のは誤解………っ!!」


そんな私の言葉にも振り向かず、佳祐は廊下の角を曲がって消えていった。



私は新二を思いっ切り睨んだ。



「どうしてくれんのよ!?佳祐、誤解しちゃったじゃない!」



さっきまで黙っていた私が急に大声を張り上げたので、新二は少し目を見開いた。