【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

佳祐はもう、
変わっちゃったのかな?



小さい頃、庭にいた蛇にビビって私の後ろに隠れていた佳祐はもういないね。



佳祐は逞しくなったんだ。


男として、



すごく成長できたんだ。



そんな佳祐が、すごくかっこよく見える。



「お前に菜摘を好きになる資格はねぇよ」



「その言葉、そのままそっくりお返しするぜ。

いとこのお前のほうが、
好きになる資格なんてねぇよ!」



新二は自分の胸ぐらを掴んでいる佳祐の手を、引きはがした。