「みかっ……やめて!」



私は帝から離れようと必死に抵抗した。



何が帝をこんなに変えたの…?



もしかして、私が告白断ったから?



でもそれはもう、1年も前のこと。



とっくにふっきれてるはず。



じゃあ何…?



「ちょっと帝くん、いくらなんでもやりすぎだよ」



そう注意した鈴香を、帝は虚ろな目で見つめた。



そして、鈴香の肩を勢いよく押した。



「きゃっ…」



押された鈴香は、その場に倒れ込んだ。



「鈴香!!」