『佳祐と、付き合ってんの?』



『つ…付き合ってるわけないじゃない!』



『じゃあ、なんでそんな落ち込んでんの?』



『落ち込んでないから…』


『うそ。じゃあこれから少し話さない?

楽になるかもよ』



『だから落ち込んでないって!!』



『いーからおいでよ』



『え……ちょっ…』



……………………。



私は屋上に座り、風に吹かれながらさっきの出来事を思い返していた。