【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

どんどん上っていくジェットコースター。



ああ…もう少しで頂上だ。



ジェットコースターに乗るのは何年ぶりだろ。



乗れるようになったのは中1からだから、それから乗ってない気がする。



ガタンガタン…



ガタンガタンガタ…



あ、音が途切れた……。



そう思った瞬間……



ギュッ



私の右手を、佳祐の大きな左手の体温が包んだ。



その体温はとても温かくて、落ち着くものだった。



そして…



「「…キャアアアアァァー!!」」