【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

鈴香がそう言うと、一輝くんは怪訝そうな顔をした。



「この二人って、いとこなんじゃないの?」



「そうだよ」



一輝くんの質問に即答えたのは、鈴香だ。



じゃあなんでそんなこと言い出したのよ…!



「別に私は好きじゃな「この前菜摘の告白聞いたから」



私の言葉を遮り、佳祐がとんでもないことを口にする。



「え、マジで?」



「だから…あれはいとことしてだってば!」



「知ってるよ」