佳祐は肩を上下させて笑っている。



「ムカつく〜っ!」



私があの頃、どんな思いで身長を測るところを睨んでいたか、佳祐には…絶対わからない!



ジェットコースターは苦手だったけど…。



ジェットコースターに関わらず、その他の乗り物もほとんどすべて、身長のせいで乗れなかった。



みんなチビチビうるさいし。



○○遊園地に着くと、すでに二人は来ていた。



「菜摘〜佳祐くん!こっちこっち!!」



鈴香が、こちらに向かって手招きをしている。