それでも怒ると諒ちゃんとは別な意味で怖いのが姉の陽ちゃん。
怒らせたくない…。答えを知りたいという気持ちより勝っている恐れの為だけに昼休みという時間に頭を、主に右脳をフル回転させるのです。
「お前ら2人揃って頭抱えて何やってんだ?なんか葬式帰りみたいな面してるし…。」
そこへフラリと現れた凛ゾウ(命名:諒ちゃん)こと間宮 凛(マミヤ リン)くん。彼は同じクラスでバスケ部所属の、ムードメーカーの様な人です。
「凛(リン)ゾウ!良いとこに来た!
あたし達と一緒にこの古代壁画の謎を解け!」
「おい沖田、凛ゾウ呼ぶなって前から言ってんだろ!
つか何?壁画って?しかもそこで命令形?」
先程の暗い雰囲気は何処へやら、凜君の登場で一気に賑やかになりました。
さすがムードメーカーです…え?何で凛ゾウかって?
あぁそれならほら、いるじゃないですか日本史に間宮君の名前に近い人が。
諒ちゃん曰くそこからきてるらしいですよ。こんな変な場面でのみ普段は使わない学力を発揮するのが諒ちゃんなのです。



