それは時を遡り十数分前。
お昼のお弁当を食べ終えてお弁当箱を片付けている私と、早弁に追加して海苔弁を完食した諒ちゃんのもとに陽ちゃんがやってきた事から始まりました。
前々からこんな風にお昼休みや休み時間に現れていたのですが、今日もいつも通り何の前触れもなしにやってきました。

余談ですが陽ちゃんと諒ちゃんが双子だと知らなかったクラスの皆の間で「諒ちゃんが2人いる」と入学した頃若干騒ぎにもなったものなんです。
今は皆が慣れたおかげで陽ちゃんも私達のクラスに馴染んでいますが。

クラスの皆は陽ちゃんみたいに諒ちゃんも丸くなれば良いのに、なんて言いますが陽ちゃんも陽ちゃんで怖いんですよ色々と。
まぁそれは別な機会にお話するとしましょう。今は目の前のルーズリーフが最優先事項ですから。