「今日は練習だから、あさかちゃんに正客やって貰って、諒ちゃんに次客をやって貰おうかな。」 そう言いながら双葉先輩が私達の前に一つずつお茶碗を置いてゆきます。 それと同時に 「あたしはあさかより格下、か…。」と左隣から不服の声がポツリと、聞こえました。 恐る恐るそちらに顔を向けてみると目からビームでも出すような勢いでこちらを見ている沖田さんのお姿が…。 そんな目でこっち見ないで下さい。私、チキンなんですから…。 私は既に蛇に睨まれたカエルの状態ですよ…。 くわばらくわばら…。