「それじゃ、そろそろ本当に行くよ」


腕を離して軽く私の頭に手を置くと、荷物に手をかけました


「何かあったら連絡して

何もなくても連絡してくれた方が嬉しいけど」


クスッと笑った後靴を履き変えて外へ向かって歩き出す先輩


今日は一日中ずっと八束先輩に「さようなら」を言う事を考えていましたが

けれど双子ちゃん達のお陰で


「八束先輩いってらっしゃい!」


と笑って言う事が出来て


「いってきます」


と笑った顔の先輩を見送る事が出来ました