いつもの飄々とした声の中にうっすら怒りが込められていて
間宮君を見つめる目は今まで見たことがないくらい鋭いです
私の腕が自由になったのを確認すると「ありがとう」と言って間宮君の腕を離しました
「それじゃ行こうか、あさかちゃん
僕に用事があるんでしょう?」
それまで間宮君を掴んでいた手で私の手を取りながらもときた階段を下り始める八束先輩
少し後ろを振り向くと悔しそうな顔をした間宮君が階段の上からこちらを見ているのが見えました
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…