「よっ!篠塚。この間の茶席では結構出来たらしいじゃん。
もしも失敗して落ち込んでたら慰めてやろうと…。」「うるさい、凛ゾウ!あんた空気読めないの?今のあさかの中にあんたの入るスペースなんてないっつーの!」
いつもの昼休み。
諒ちゃんが間宮君を羽交い締めにしています。
それをいつもの様に私の前の席を借りてる陽ちゃんが野菜ジュースを飲みながら眺めています。
私もいつもならここで乱闘に巻き込まれたりするのでしょうが、今日は違ってただ一点を見つめて考え事。
考えているのは1ヶ月前のあの茶席の日の陽ちゃんからの質問の事です。



