背中に翼が生えた人が空から降ってくるのが見えたような気がした時、たまたまナイスタイミングでやってきた先生のおかげで私は命拾い、諒ちゃんはお説教行きとなりました。

今からこんなで大丈夫かな…と一抹の不安を覚える私。
ただでさえ自信がないと言うのに本番の2日前に降って湧いたような柚木ちゃんの言いかけがグルグルと私の中で渦巻き始めて。
辺りに散らかったプリントを一枚一枚拾いながら私はまるで不安の中一人取り残されてしまったような感覚に陥ってしまいました。
一体どうなることやら…です。