濡れた体温ごと奪って



そして、彼氏が来る夜…私は何故か緊張してる。


お母さんの彼氏が来るって事は…もしかしたら…結婚するのかもしれない。


その事で私に会うのかもしれない。


そう思うと、何故か緊張しちゃって…自分の家なのに落ち着かない。








暫くして家のインターホンが鳴り、お母さんは玄関へと彼氏を迎えに行く。


私も後を追い玄関へ進み、おそらく彼氏であろう人を見てドクンと鼓動が大きく脈打った。


…嘘…こんなの…嘘だよね…?