濡れた体温ごと奪って



翔ちゃんは立ち上がりキッチンでお茶を入れている姿をじっと見つめる。


それにしても凄く変わったな。


そう言えば翔ちゃん今はお仕事何してるんだろう…。


聞きたいけど…聞いたらなんか不自然な気がして…聞けない。




「そういやお前、この前何しに家来たんだ?」


「あ、あの時の事は忘れて…」


「…女とやってんのが気になるとかか?」


「へっ?!やや、やるって…な、何言ってっ…」


「…馬鹿正直な奴だな」




翔ちゃんはお茶をテーブルへ乗せると、口元を吊り上げながら不適な笑みを浮かべてる。