濡れた体温ごと奪って



「これで、誰にも邪魔されねぇな」


「うん。ありがとう翔ちゃん」


「礼なら体で払え」


「あ、うん……へっ?!な、何言ってっ…//」


「フッ。冗談だ。帰るか」


「も、もう…」




翔ちゃんと私は部屋を出て外に停めてある翔ちゃんの車に乗り込む。


翔ちゃん…本当に大丈夫かな。


仕事に支障出なきゃいいんだけど…凄く、心配だな…。


私…何してるんだろ。


翔ちゃんに守ってもらってばかりで、私は翔ちゃんの為に何もしてない…。