濡れた体温ごと奪って



「……紗耶」




翔ちゃんは私を乗せたまま体を起こして、間近でじっと私を見つめる。


翔ちゃんと関係してる女の人は皆こうして、翔ちゃんを間近で見てるんだ。


…正直…羨ましい…。


見るだけじゃなくて…触れたりも出来るんだもん…凄く羨ましい…。




「…何かあったのか?」


「…ううん。…翔ちゃんとえっちな事がしたいだけだよ」




何もないもん…。


今、一生懸命自分を偽ってるのに…そんな見え透いた様な目で…見ないで…。