濡れた体温ごと奪って



家に上がると相変わらず凄く広くて、綺麗に手入れされていて六年前と変わってない。


リビングへ入ると、平日の午前中と言う事もありママと私達以外誰もいなく凄く静か。




「翔矢から紗耶の事聞いた時は私、凄く驚いたのよ。また会えて凄く嬉しいわ」


「私も嬉しいよ。皆と会えないって思っていたんだもん。凄く嬉しい」


「まさか隣人だったなんてね。玄関でばったり会ったの?」




ママはカウンターキッチンで飲み物の用意をしながら、楽しそうに問い掛ける。


これ…言っていいのかな?


私はチラッと翔ちゃんへと視線を向けた。