真那加は恥ずかしそうに手遊びをしている。
「えっとね……。2年の堀内先輩………」
「……………堀内?」
って誰だっけ?
「あのテニス部でこの前賞状貰ってた人」
「………ああ!!」
私は成る程ねと、手の平に拳を打つ。
堀内先輩は、凄い物静かな先輩だ。
テニスは強いらしいが、他ではあまり名前を聞かない。
だからちょっと意外だ。
「どうして堀内先輩?」
私がそう尋ねると、真那加は恥ずかしそうに下を向く。
「えっとね……。前に、1度先輩達に絡まれたことがあったの」
へーー……。
後でそいつら見つけ出してぶん殴ろう。
「でね、私ほんと怖くて……。泣きそうになって、そしたらそこを通りかかった先輩が助けてくれて……」
「助けてって、どの様に?」
「ボコボコに」
ああ、有り難う先輩。
ちょっとすっきりしました。


