想い、果てるまで










……-----………





「--…ねぇ、紫波。どこまで行くの?」


「もう着くからちょっと黙ってろ」



紫波に手を引かれながら校内を巡回すること早5分。

いつになったら辿り着くのだろうか。


…というより、終着点が校内がどうかも分からない。


どこに行くのか聞いてもはぐらかされるだけだし……

「着いた」


「え?」



いきなり止まった紫波の背中に、体当たりをしてしまった。

激突部分の顔面をさすりながら、ゆっくりと面を上げる。





「………ここって…」


「そっ、俺とお前の因縁の場所!体育館裏の渡り廊下!」



……因縁って…、



……でも、


夕日に照らされた桜の花びらが一面に散りばり、過去の場面とは全く違う印象を受ける。



「ここならピッタリだろ?」


足元の花びらを何枚か拾い上げ、胸の高さで放し風に泳がさせる紫波。