「両親が有名人で独りぼっちの運命をたどることとなった少女なんて、よくある王道ストーリーよ。
実際に有るものなのね。
でもね、私の場合は両親から愛情を充分に受けていたの。」
他人がどんなに評価しようとも、両親だけは褒めてくれた。
私の努力を認めてくれた。
「だからね、尚更憎む対象が無かった。
それにね、2人共私の事心配してたの。
自分のせいで寂しい想いをさせてるって、だから旧友の近くに引っ越し、その子供の真那加たちにも出逢わせてくれた。
私もそこから少しずつ変わることができて、両親には感謝ばかりをしていた。
でも独りには変わらない。
でも恨む相手も居ない。
じゃあどうすれば?
どうすれば周りは私を認めてくれるの?
私を欲してくれるの?
それから私は更に努力した。
ストレスが溜まった時は、勉強すればいいの。
でもね、それが逆に他人との溝を深くしてしまった。
今のような性格に至るのも納得でしょ?
ほんと馬鹿みたい。
でももう自分を表現するのはそれしかなかったの。
高校入学する前、仕事上丁度外国に行かないといけなくなって、それを機に私は自立を選んだ。
っつっても私の親は過保護だから、アルバイトをしないのが条件。仕送りも十分にあったから独り立ちとは言えないけどね。
ともかく、私個人としての業績を上げたかったの。」


