文化祭では喫茶店もしたね。
君のメイド姿は永久保存版だったよ!
でも、私はやっぱり執事姿の君の方が好きだったかな…。
私のメイド姿も褒めてくれたよね。
君に褒められるなら、たまには女の子らしい格好もいいかなって思った。
…メイド服は恥ずかしいからもう十分だけど…。
でも未だに待ち受けを変えていない自分。
よくも勝手に設定してくれたわね!……とか言っといて、どれだけ嬉しかったか君は知らないでしょ?
そして、君に真那加の事がバレた。
私は君を壊そうとして、私は自分でそういう方向に仕向けて、私は……、
私は、君のあんな顔は見たくなかった。
あんなに辛い表情をさせたことに後悔した。
胸が軋んだ。
結局、私は君を騙しきる度胸も、自分の気持ちを貫き通す信念も、何もかもが中途半端だったんだ。
何も手に入れられなかった。
代償に、私の世界が壊れた。
絶望しかなかった。
……そんな時だったよね、
中条が好きだって言ってくれたのは。


