「私今日パンだから…」
「じゃあ俺と学食行こう!」
「大丈夫。新井さんの分の弁当も作ってきたよ」



………



「さあ!ご飯にしよ、中条!」


「えぇぇ!?」



すまん紫波。
学食のおばちゃんよりも中条の暖かみを感じたいんだよ。


……だって中条の作る弁当三つ星級だから。





「と、いうことでじゃあね明。屋上行こ新井さん」


「あ、うん!」


「馬鹿翼!馬鹿壽吏!」


え!?なんで私も!?



「おーよちよち。私が一緒に学食行ってあげるからね~」


真那加が背伸びして紫波の頭を撫でている。


「…だって斉藤さん彼氏いるじゃん。俺と一緒に居ていいの?」


「だって明君私たち以外友達居ないでしょ?それに、私明君はないから大丈夫だよ!」







……うわ…


紫波立ちながら涙目になってるよ。


真那加も悪気無いとこが逆に残酷だって。