俺が壽吏の後ろ姿を見つめていると、背後から斉藤さんの俺を呼ぶ声が聞こえた。 「………何…?」 「…あのねっ、聞きたいことがあるの。放課後いいかな?」 …聞きたいこと? そんなの、俺の方がいっぱいある。 「大丈夫だよ」 「……そう…良かった…」 斉藤さんはそう言って自分の席へと戻った。 今日ではっきりさせよう…。 今日こそは、メールも返してくれるかもしれないし、電話に出てくれるかもしれない。 ……もう、こんな関係は嫌なんだ…。