想い、果てるまで






「---……よし、こんなもんよね」



画面に浮かぶのは、『クリア』の文字。



一度も死ぬことなくクリアーするなんて、流石私といったところだ。



どうだ……。見たか?私の本気を…





て、





「ふ~楽しかった」




横目で紫波を見ると、涼しそうな顔をして額の汗を拭う仕草をしていた。



そして、視線を画面へと移してみると、衝撃を受ける事になる。



「……あんた、まさか一度もダメージ受けてないの?」



「え?そうだけど…ってかこれくらったらゲームオーバーじゃないの?」





まさか、そんなやつが存在するとは……。





いや、これは単に相性が良かっただけだ。


次のゲームで挽回してやる!





「次行くわよ!次!」



「…?何怒ってんだ?」