「すみません……私の不手際で、こんなお美しい顔に…」
げぇ。我ながら臭い台詞を…。
だが、伊達に猫被ってきてないんでね!
私の真髄見せてやるわ!
「あ、いえっ!ほんと大丈夫なんで……」
「でも、お詫びをしなければ……」
「ほんとにほんとにほんっとに大丈夫です!!」
私は顎に手を置き考える仕草をする。
そして、さも今考えついたかの様な表情をして、再び彼女の耳元に顔を近づけた。
そして、囁くように、尚且つ他の客にも聞こえる程度の声量で…
「………後で、また来てくれませんか?………私に会いに。その時……」
私はそこで言い留め、そっと顔を離す。
そして、彼女の口元に人差し指を添えた。


