………と、それだけで終わる私な訳なく。
「お待たせしましたお嬢様」
あ、因みに"執事"ってのがよく分からないので、取り敢えず語尾に『お嬢様』付けてます。
「わ…。美味しそう……、っきゃ!!」
「すみませんッお嬢様!!」
私はリゾットをテーブルに置く際、表面のチーズを彼女のほっぺたにかけてしまった。
勿論わざとな訳で、チーズの熱さ、量、かかる位置、……そして、全席から見える角度は全て計算済みだ。
まるで台本をなぞったかのように、教室内の全員の視線がここに集中する。
「大丈夫でしょうかお嬢様……」
私は彼女の頬に片手を添え、もう片方でチーズを拭き取る。
その顔数cm。
私の吐く息がかかる距離だ。


