「………まぁそんなもんだって」
紫波の結果は161cm。
そんなに惜しくもなかった。
微妙故に同情してしまう。
「明3cmも伸びてるじゃん!」
「うん、紫波君私より5cmも大きい」
みんなが次々に紫波の肩を叩く。
「いいんだ…俺なんて…」
人って落ち込むとこんなにうざいんだなぁとしみじみ思う。
さっきからずっとこの調子だ。
……でも、
「ねぇ……約束忘れてないよね」
「………」
流されてたまるもんか。
約束は約束だ。
「鬼!悪魔!ブス!」
「ちょ!あんた最後のは明らかに悪口でしょ!?」
私だってあんまり言われると流石に凹むわ。
「へー…明何か約束してたんだ。じゃあ俺巻き込まれるの嫌だし、どうせもう学校も終わりだから先帰っとくわ」
「ふふ、壽吏楽しそう。じゃあ私も邪魔になるし先帰っとこうかな?」
「え!待っお前ら!この薄情者がぁ!」
紫波の叫びも空しく、2人はそそくさと去っていった。


