想い、果てるまで






物音一つしない学校。


この時間帯はいつも部活に励んでいる生徒や、校舎に残って何かしらの仕事をしている生徒などが居るのだが、今は誰1人として居ない。



ほんとに、今この学校に残っている生徒は私たち2人だけだろう。





--………静か……--





耳に響くのは、自分の髪が耳を擦る音だけ。








あれから何も喋らない紫波。



ただ、今は私の裾の代わりに私の腕を掴んでいる。