………--と、いう訳で、
いよいよやって参りました。
--身体計測当日--
「うわー…暑苦しい」
体育館に足を踏み入れた途端に、むさ苦しい熱気が私を襲ってきた。
どうやらここの学校は全学年一斉に実施するらしく、体育館には大勢の生徒が密集している。
調べるものは、視力、聴力、体重、座高、そして身長の5つだ。
そして、それぞれが空いている所に並んで受けるらしい。
と、前方に紫波の姿があった。
「紫波!」
私の声にあちらも気付いたらしく、人混みを掻き分けてこちらへやってくる。
「ふん!どうやら逃げずに来たようね!」
「お前こそ、今日は痛い目に会わせてやるからな!」
あぁ、どうして私最近こんな低レベルな争いばっかしてるんだろう。
横に居る真那加がクスクスと笑っているが、この際気付いてない振りを通そう。
「でも明は今日の為に昨日沢山牛乳飲んできたんだよね?」
「な!おま!」
へ、へー……そうだったんだ……。
あ、因みに今紫波の隣にいる人の良さそうな人は、中条翼と言う人だ。
紫波と中学からの親友だったらしく、私が言うのもなんだがもの凄く面倒見が良い人だ。
……あと、将来性もあると見た。
「翼!それ言うなって言っただろ!」
「俺が言わないとでも思った?」
「ぷっ、前日に頑張ったぐらいで変わんないわよ…」
「あ゛ーもう五月蝿い五月蝿い!どいつもこいつも!大体そんな事言っといて実はお前もそうだったんじゃないのか!?」
---ぎくり


