「---っ!」
私は唇を噛み締め、何もない道路のアスファルトを踏み潰す。
口の中に微かに広がる鉄の味が、私にもちゃんと血が通ってる事を証明してくれる。
---……苛々する。
こんな自分に虫唾が走る。
だから、独りは嫌いだ。
余計なことばかり考えてしまう。
でも、真那加が居ないと私は独りなんだ。
これまで他人と深く関わらないようにしてきて、自分を偽り、その結果がこれだ。
私は自ら独りを望んできたじゃないか。
あれも所詮は強がりだったのか。
今まではあまり考えることもなかったのに、全てはあいつと……紫波と出会ってから変わってしまった。
狂ってしまった。


