「わ!すみません!」
寸前で真那加がぎりぎり避けて、衝突はまのがれた。
真那加はぺこりと頭を下げ、再び歩き出す。
………こうしてみると、真那加も大分人見知りが和らいできた気がする。
前だったら謝ることもせず全力疾走で消え去っていただろう。
………先輩のお陰、かな……
私には変えてあげることができなかったけど、真那加は先輩のお陰でどんどん良い方向に変わってきている。
なのに、私は未だ立ち止まったまま。
周りに置いて行かれるのが怖い。
真那加も、こんな私に愛想を尽かして離れていくんじゃないかって。……こんな事思ったらまた真那加に怒られるか。


