「壽吏~!」
「何ですか」
目がやけに輝いている。
これは何か企んでいる目だ。
「俺ちょっと誘われちゃって」
「で?」
「代わりに仕事やってて下さい」
「くたばれ」
私がそう吐き捨てると、紫波はトボトボと自分の席へと帰って行った。
そしてみんなの誘いを断っている。
「じゃあまた明日な明!」
「じゃ~ね~」
私が言うのも変だけど、このクラスの人達はホント良い人達だと思う。
紫波に対しても、なんて言うか、こう、母性愛みたいな、親目線である。
「あー…。みんな行ってしまった」
「じゃあ早く仕事終わらせるよ」
先程から仕事仕事って、もう皆さんお気づきだと思いますがこいつも学級委員です。
本人は嫌がってましたが、みんなが無理矢理ならせました。
勿論私も嫌でした。
……ていうか、