「な、に?」
頭に何か重みを感じた、と思えば、ユウの手がわたしの頭を撫でていた。
すると、
「あー‥‥、うん」
「なに、急に」
「‥いや、急に黙ったから。そんなに落ち込んでるのかと」
「‥‥」
「その、」
「サラが静かだと、こっちはすごく心配になるんだよ」
そんなことを心配そうで、困ったようなに言うユウ。
「‥‥」
「‥なんだよ、」
「うん、」
つい、うれしくて笑いそうになった。
メイド服嫌いのユウに嫌がらせしてやろうと考えてたなんて、言えるはずもなくて。
どこまでも心配性で不器用なユウが、やっぱり1番大切なんだと思う。
だからきっと、

