「はっ、はい!?」 誰かに呼ばれたような気がして、振り返った。 そこには… 慧人くんがいた。 「あ、どうなさったんですか?」 「へ?」 「ほら、雨だし。 若い女性が1人で傘も差さずに突っ立ってるなんてさ…」 本当だ。← 私、周りから見たら変な人だ。 「あ、よかったら家来ます? …あ!へ、変な意味じゃありませんよ!!///」 「じゃあ、少しお邪魔しても構いませんか…?」