人間になりたかった向日葵



♪~ ♪~



ケータイのアラームが響き渡る。



うるさい…。



俺はアラームを止め、シャワーをしたり、洗濯物を干した。




「うわっ…」



朝ご飯を作るために、冷蔵庫を開けたら、まさかのまさか、食材が全然なかった。



嘘だろ~。



向日葵ちゃんだって、いるのに。



俺はとりあえず、ウインナーを炒めて、スクランブルエッグを作ることにした。




「おはよう」



スクランブルエッグを作ってる途中、向日葵ちゃんが起きてきた。



「おはよ」




「どーぞ」



俺は向日葵ちゃんに、ジュースと朝ご飯を渡した。



「ありがとう、いただきます!」



向日葵ちゃんはスクランブルエッグを一口食べた。



不味かったらどーしよ…。



よくわからない不安感に陥る。←



「…美味しい!」



「よかった(笑)」



俺は安心して、ジュースを飲んだ。