「ただいまっ」
5時2分 慧人くんが帰ってきた。
「お帰りなさい♪」
「夜ご飯、奮発して寿司買ってきたよ」
「ありがとう」
「さ、食べよ」
「ね、私バイトしたいの。
いいのある?」
「へ?」
お寿司を1つ食べて、慧人くんに言ってみた。
「ただで慧人くんの家にいるわけいかないでしょ?
だから、家賃ぐらい賄えたら…」
「大丈夫なのに」
「え、でも…」
「ダメダメ!」
「え、なんで?」
「いや…なんとなく」
「えーっ(笑)」
「あ、そーいえば、俺向日葵ちゃんのメアド知らないや。
教えてよ!」
「あぁ、私ケータイないの」
「え、じゃ日曜日買お!?」
「悪いよ」
「ダメだよ!
よし、決定ね♪」


