「放課後までにどこに行くか班で話し合ってこの紙に書いてください。放課後までに提出してね」私は前にその紙を取りに行く。

「話し合いしよっか」後ろの葵に話しかける。机と机を引っ付ける。
「亮太っー話し合いしよー大西も東間もー」私は亮太の席で遊んでいる三人に声をかけた。

「何やねん、俺達付け足しやったで。大西~」東間が大西の肩を揺すりながらそんなことを言い出す。
「付け足しとかそんなんちゃうし。はよ決めるで」私は紙を広げながら話出す。

「よいしょと」亮太はそう言いながら私の椅子にぴったりとくっつけてくる。
「ちょ、ちょっと!亮太、近いって」私は照れながら亮太に話す。
「いいやん別にーくっつきたいもん」くしゃっと亮太に笑われると負けてしまう。

「本間、亮太可愛いわー赤ちゃんみたい」葵が亮太と私を見ながら話す。
「ほら、亮太。恥ずかしいからちょっと離れて」私の顔は真っ赤っかだろう。
「亮太、赤ちゃんで愛海お母さんやん」夏が自分のグループから抜け出してきて亮太をからかう。

「坂見黙れー亮太と市川はイチャイチャしてんねん。邪魔したんなよ」
大西は私たち全員をからかっているのか、本気で言っているのかよく分からない。大西は謎だらけの奴だ。

「そうやぞ!!俺と市川はイチャイチャしてんねん!!邪魔すんな、坂見!!しっし」
亮太も負け時と夏に言い返す。二人の言い合いは始まると長い。