ある昼休みのこと。 5時間目は音楽室で授業だったからみんな教室には居なかった。 私と亮太は向かい合って二人の時間を過ごしていた。 そんな私たちを廊下で私のクラスメートの女子がみていた。 冷やかしにきたのだ。 その子たちとは普通に仲がよかったがよく二人の間に入ってきたりしてきた。 私と亮太はそれに気付かず、楽しくしていた。 二人が手の平を合わせて、手の大きさ比べをしている時だった。 「キャー」 友達が冷やかすように叫んだ。