「愛海ーー」わたしと葵の間に入ってきたのは渚。

「うわ、渚!」渚は葵と同じ吹奏楽部でまぁどっちかと言えばヤンキーと言う感じ。

「愛海、亮太と付き合ってるんやってな」
「うん!」
「いいね~で、どこまでいったん?」ニヤニヤしながら話しかける渚。

「え!?どこまでって何?」
「えーだからーチュウ?エッチ?」わたしは唖然とした顔で。そして葵は爆笑している。

「なぎ、この純粋な愛海にエッチとかゆーたらあかん!!」そー言いながらクスクス笑っている。

「えー普通やって!一日で手繋いで。三日でチュウして、一週間でエッチやから!!」

渚は真剣に語ってくる。

もちろんわたしはまだ唖然としている。

だってついこの前まで子供は思いあってできるものだと思い込んでいたとこなのに。まず、エッチなんてことさえ意味も分かっていなかっただろう。