ボーッとしていたら龍也さんの背中に ゴンッ 顔面を強打した。 「いてッ…あっすいません!!」 ボーッとし過ぎて前も見てなかった。 すると 「あぁ。お前大丈夫か?顔色悪いぞ」 嘘っ まさか… 気付く分けない… 初めて会ったのに。 「そうですか?ちょっと緊張してるのかな?ハハッ」 そう笑うと、龍也さんが何故か悲しい顔をした。 でも 「そうか…。ならいい。じゃあ部屋入るぞ。付いて来い」 私はあえて何も言わなかった。 だから 「…はい」 そう言った。