「おい」 ハッとして我にかえると、謎の男が私の目の前に来ていた。 「おい、聞いてんのか?」 「はい…」 なんか緊張する。 「ガキが何でこんな時間にいんだ」 「…………」 「ハァ、じゃあ名前は」 「高峰美羽です…」 「そうか。怪我はしてねーか?」 「大丈夫です…」 謎の男の目は冷たいのに何故か安心できる。 初めて合ったのに何でだろう? 安心し過ぎたせいか、また震えてきた。