ゾクッ
私は余りにもその目が恐ろしくて、身震いがした。
動きたいのに何故か動けない。
まるで金縛りにあってるみたい。
何分くらい経ったんだろう…
母がいきなり顔を伏せ、体をダランとさせて立ち上がった。
私はビクッとして、何をされるか分からない恐怖に怯えていた。
母が私の前に来ると、いきなり悪魔の様に笑いだした。
「イヒヒッイヒヒヒヒッイヒヒヒヒヒヒッ…」
いきなり母が笑うのを止め顔を上げた。
目が合った瞬間全身が凍りついた。
「もぉあの人帰って来ないんだよ。子供の面倒見んの疲れたんだってさ、フッ」
そして私は、次に言われる言葉で闇底に落とされた。
