「……おいしい…」
つい口から出た…
「そうか?……ならよかった…」
短い会話…
でも、こういう会話がいい…
いいと言うか、望んでいたもの。
こんな些細な事が、私には大きい事で、凄く嬉しい…
「…なんか、本当に…ありがとうございます…。…凄く…嬉しいです…」
自然と笑みがこぼれた。
「…あぁ。……これからは殆ど毎日一緒に食べられる。…その内、朝食にもなれるさ。あと、毎日コンビニ弁当って訳にもいかないからな。…………お前作れるか?」
「はい!!!得意分野です!!居座らせて貰うんですから、精一杯やらせてもらいます!」
「フッ…。そうか。なら頼んだぞ…」
“一緒に食べられる”…
だた、その言葉だけで嬉しかった…
