年下Prince.






「………あの、郁弥君と仲いいんですか?」




後輩の郁弥君と遊ぶって…

2人は遊ぶとか言うて、いっぱい
おごらせてそうなんやけど。




「小学校、中学校同じやってさ。
高校入っておれらが引っ越したけど、
昔からの幼なじみ。」



そうやったんやー




「なるほど。」



「てか、お前元気そうやなあ。」



「はい、すっかり。
何か飲みます?」



「飲む」



「お願いするわ」



あたしは、紅茶を出した。






それからしばらく喋っていると、
インターホンがなった。




郁弥君か。




ガチャ





「こんにちは。」



「こんにちは。今、唯斗先輩と秀斗先輩が
来てくれてるねん。」



「そうなんですか…。」




「とりあえず、上がって」



「はい、おじゃまします。」