年下Prince.



「ふ…、い…くやくん…
やめて…ください…」

意識が、遠退く。


目の前がボヤッとする。


「あ、やばっ
なにやってんや、おれ…

先輩すいません!
…あ、上着きせますよ。」


コクン


あたしは、頷いた。



―――…


―……



「うぅ…」


え?あたし、寝てた?

ハッとなって起きると、窓の外は少し明るくて、
時計を見ると、朝の5時前。


昨日…
どうやって寝たんやろう。

…………………


…………



ん?


「ああぁー―――――!!!!!!!!!!」


そうや!あたし郁弥君に

キキキキキキキキ…

キスされ………


思い出すと、唇が熱を帯びたように
感じた。


「…………ファースト、キス。」



やったんやけどな…



不思議とイヤな気持ちはしない。
ファーストキスはスキな人と

って思ってたんやけど…


郁弥君にキスされてイヤな気持ちはしない。


てことは、あたしは

郁弥君がスキ?







「ええぇえぇええーっ!?」






確信、はないけど


この気持ちは、恋なんでしょうか…??




郁弥君、おしえてください(汗)